今回のTK名曲レビューは小室哲哉のアルバム「Digitalian is eating breakfast」から「I WANT YOU BACK」1989年12月9日リリース。
アルバム「Digitalian is eating breakfast」は、
当時小室哲哉が活動の母体としていた、TM NETWORKのサウンドに比べて、シンセを全面に押し出し、メロディもシンプルで親しみやすい曲が揃っているため、TMファンからの評価も高く、長く愛されてきた名盤である。
「I WANT YOU BACK」はアルバムの1曲で、シングルカットもされていないがファンからの人気が高い1曲。
イントロの小室進行からして、すぐに小室哲哉だとわかるシンプルでキャッチーな曲。
とくにサビのメロディは、ほぼドレミの3音のみで作られているにも関わらず、歌詞が乗ると全く飽きさせない。
サビがシンプルな分、サビ前のBメロでの場面転換が非常に印象的で、オリエンタルで煌びやかな世界を演出している。
ダンサブルなシーケンスフレーズがとても気持ちのよい曲で、小室プロデュース時代に女性アーティストに歌ってもらえば間違いなくヒットしていただろう。
その魅力的なサウンドとメロディによって、今でも多くの音楽ファンに支持されている一曲と言えるだろう。