ブラームス交響曲第1番ハ短調作品68

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今日紹介するのはブラームスの交響曲第1番ハ短調作品68。

この曲は後にベートーヴェンの第九に続く作品と言うことで第10交響曲と呼ばれたりしています。

この曲の凄いところは完成までにものすごい年月を要していることです。

なんと曲の着想から21年もの年月をかけて作られたと言われています。

モーツァルトのように交響曲を数日で書いてしまう作曲家がいれば、ブラームスのように長い年月をかけて、苦しんで苦しみ抜いて、耐えに耐えて書き上げる作曲家もいます。

どちらも比類なき天才ですが、僕はそんなブラームスにとても惹かれます。

スピードを重視し、すぐに結果を求められる我々の社会からしたら、考えられない生き方なのかもしれません。

偉大なベートーヴェンの交響曲を継承し、21年の時をかけて書きあげた執念の大傑作交響曲第1番。

特にクララ・シューマンへの秘めたる想いをこめた第4楽章をぜひ一度聴いてほしいと思います。


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