人生をよくするつもりがあるなら、新しい習慣を身につけなければならない。
今まで頑張っているつもりで、何も変わらなかったのは、望む行動をやったりやらなかったりで、習慣になっていなかったからだ。そして経験から知っているとおり、よい習慣を身につけるのは、なかなか難しい。なのに悪い習慣はすぐ身についてしまう。
出来たらやろうと思っていて、出来たためしがない。僕はこのトラップに何十年もはまっていた。やらなきゃやらなきゃと思いながらやらないから、自己肯定感が下がってしまう。僕はなんて意思の弱い人間なのだろうと自信をなくしてしまう。
それはまるで親からダメ出しをされる子どものようだ。(このことを僕はいつも反省している)
「なんでこんなことがわからないのか」
「物覚えがわるい子だね」
「グズグズするな」
こんな言葉をかけてばかりで、自信のある子が育つはずもない。逆に僕はできの悪い子なんだと思いこんでしまうに違いない。(本当にごめんね)
だから、子に対しても、自分に対しても、まずはできていることにフォーカスすることが大切だ。ありがたいと感謝する習慣を身につけるのが先決だ。
「今日はこんなことができるようになったね」
「こんな失敗があったから、今度はうまくいできたね」
「友だちと遊べて楽しかったね。ありがとうと言えたかい」
こんな子どもとの会話は、じつは僕自身にも大切な問いかけだったりする。
その上で、狙ってよい習慣を身につけていく。作れればそれは一生の宝になるのだ。そうやってこどもと一緒に僕もよい習慣を身につけ、よりよい人生にしていきたいと思う。