夏休みが終わり小学校が始まった。
うちの子は行きたくないと泣いていた。
母に連れられて学校の前まで行くも、嫌だと嫌だとずっと泣いていたらしい。
周りの者は、今から不登校なんて困るとすぐにいう。
一体だれが困るというのか。
きっと親の体裁が悪くて困るのだろう。
周りの子はみんな学校に行ってるのに、なんでうちの子だけ行かないのかとかそんなところだ。
嫌だと思う気持ちをないがしろにしてはいけないと思う。
別に怠けたいわけではないのだ。
見ている方向が、不安なのだ、恐いのだ。
見ているところさえ変えてあげれば、良いところ、楽しいところにも気づいてもらえる。
ただ無理やり行かせて何になるのか。ただただ親が安心したいだけで、子どもに寄り添っていない。
そうやって子どもの輝く才能を消していく。
下校時には笑って帰ってきたらしい。
だから今日は街の小さな本屋さんで絵本を買って帰った。
寝る前に子どもと一緒に読んだ。
それはとても素敵な絵本だった。