映画「ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた」
ストーリー
妻を亡くしミュージシャンを諦め、
レコードショップを営むシングルファーザーのフランク。
両親から音楽的才能を受け継いだ娘のサム。
フランクは娘の音楽的センスに、
もう一度自分の夢に重ね合わせるが、
娘には医者になるという夢があった。
We’ re Not a Band
とくにかくフランクとサムが作り出す音楽がいい。
爽やかで軽快なロックンロール。
特に親子のレコーディングのシーンがいい。
フランクはギターとベースとドラムを次々に演奏し、
サムはボーカルとパーカッションをレコーディング。
演奏できるって本当に羨ましい。
そして圧倒的なボーカルも。
それだけで作品になる。
親子それぞれの決断
二人にとってたびだちのうたになるのだとしても、
親子で作り上げたことに意味があった。
フランクがSpotifyにアップロードした二人の共作は、
New indie Mixにリストインする。
そりゃあ僕だって心が躍ってワクワクしてしまう。
娘はすごく現実的に見ているけど、
父親は夢見てしまうよね。
父親の気持ちを思うと、
すごく切なかった。
クライマックスのラストライブに、
僕はずっと泣きっぱなしだった。
「人生に悩んだ時に芸術は生まれる。」
音楽を愛する人、
特に音楽を作っている人に、
是非観て欲しい映画だ。