『仕事と人生が同時に上手くいく人の習慣』久米信行(著)
本文より引用
どんなに忙しくても、お金や能力に限りがあっても、『仕事×家族×自分』のバランスを取って人生をもっと楽しむことができる」
家ではいつも笑顔で、仕事は楽しいと伝える。
仕事がどんなに辛いことがあっても、帰宅して玄関のドアの前に立ったら、笑顔を浮かべて楽しそうに振る舞いましょう。
そして、仕事のグチではなく、「面白かったこと」を中心に話します。
これが、子供と同時に自分も成長できる「心のレッスン」になるのです。
職住分離の環境では、家族と一緒にいられる時間はどうしても短くなります。
そんな中で、絆を深めながら共に成長するためには、共通の趣味を持つことが大切です。
あらゆるコミュニケーションでも一番難しいのは家族間の対話かもしれません。
それでも、家族と向き合って波風を一緒に乗り切ることが、個人の成長にとっても、人生の豊かさにとっても、必要不可欠だと思えてなりません。
思えば、
私の父は家に帰ってくるといつも不機嫌でした。
家で笑顔や大笑いをしている姿を思い出すことができません。
夜遅くに泥酔して帰ってくると、
母に仕事の愚痴を怒鳴り散らしてばかり。
こどもながらに、
仕事は苦しいものだ、
社会に出ると大変なことが待ってるんだと
感じていました。
僕は父親として、
どうなのだろう。
家で不機嫌になってないか、
ちょっと不安になってきます。
こどもに学校でなにがあったか聞いてばかり、
自分から楽しかったこと、
面白かったことを、
こどもに話しているでしょうか。
そもそも仕事で楽しいことなんてないって
思っていたかもしれません。
刷り込まれた思い込みはやっかいですね。
こどもにはいつも挑戦しみなさい、
全力をだしてみなさい、
と声をかけていますが
僕は仕事で全力をだしているのでしょうか。