(書評)『こうして、夢は現実になる』パム・グラウト(著)

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「こうして、夢は現実になる」パム・グラウト(著)

今日はこどもの幼稚園の卒園式でした。

4月から小学生になるわけですが、

小学校という社会に自動的に組み込まれていくことに、

違和感を感じてしまいます。

私たちは、長い時間をかけて少しずつ、生まれながらに持っている大切なものを手放してきた。自分の頭で考える力、何かを創造する力、想像し、計画し、夢見る力を失ってしまった。

でたらめな歌を作って聴かせてくる子に、

「凄いね!もっと作って!」

と褒めてあげればよかった。

でたらめに鍵盤を叩いて、

「綺麗?いい曲?」

と言ってくる子に、

「それは音楽じゃないよ」

となんて冷たいことを言ってしまったのだろう。

こどもは、

親や友達や先生に少しずつ否定され続けて、

少しずつ創造することをやめてしまうのかもしれません。

親として、

子の創造性を伸ばしてあげたい。

創造しない人生は、活力を失い、ただ同じことの繰り返しになる。

まさに僕の人生そのものでした。

昨日と今日の区別がつかないほど、

同じことを繰り返してきた気がします。

職場に行って、やっとこさノルマをこなし、

家に帰ったら、DVDを観て、ゲームをする。

その繰り返しを、

一体どれくらい続けてしまったのだろう。

あとで気づいた時の何とも言えない絶望感。

創造するという行為は、人に力を与える。希望を与える。人は創造することで、自分は無力な歯車ではないと思いだすことができる。

そんな僕でも、

音楽を作ることを始めたし、

文章を書くことも始めました。

新しい学問を学んで、人の役に立ちたいと思っています。

それが日々の活力に間違いなくなっているのです。

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