交響曲のフィナーレってもの凄く感動しまよね。
特にブラームスの交響曲第2番や、
チィコフスキーの交響曲第5番の
フィナーレはとても好きです。
静かに終わって余韻に浸る曲もいいのですが、
ためてためて引き伸ばして、
ジャーンって終わると、とても感動します。
今週のミュージックプランツのアカデミーは、
音楽理論①ー8Dominant motionについて
Dominant motionとは、
狭義では、Ⅴ7ーⅠ(Diatonic 7th chord上)
広義では、完全四度進行、
のこと。
では、
なぜⅤ7ーⅠの進行が、終わったという感覚になるのか。
言い換えれば、終止感は何によってもたらされるのか。
ポイントは人間が音から感じる感情
トライトーンという特殊なインターバルは、
人の感情を不安にさせ、
そこから立ち去りたいという
気持ちにさせるそうです。
トライトーンとは、3全音=6半音。
危険を知らせるサイレンもトライトーンだとのこと。
そして、
半音数3のm3は暗い感情
半音数4のM3は明るい感情
という明確な感情を引き起こすそうです。
というわけで、
ファとシというトライトーンを含むG7から
ドとミというM3を含むCへの進行は、
不安から解決という感覚を引き起こし、
終わったという感覚になるというわけです。
もちろん現象の一側面に過ぎませんが、
小説でも映画でも王道と言われるストーリーは、
ハッピーエンドが多いですよね。
何事も終わらせ方は大切なのだなと
改めて思った一日となりました。